LEDの魅力とは?LEDを採用してエコで快適な生活を送る!!
今の時代、街中の大型ディスプレイや電光掲示板等あらゆる場所でLED照明は利用されており、私達の生活に必要不可欠なアイテムになっています。機能性に優れたLED照明は、私達の暮らしをより豊かなものにしてくれるものとして重宝される存在になっています。
LED照明の特徴について
LED照明とは、正式名称を「Light Emitting Diode(ライト エミッティング ダイオード)」といいます。また、日本語では発光ダイオードと呼ばれています。
LED照明のメリットとは?
近年、LEDの普及は急成長を遂げており、LEDの世の中に対する浸透率は高く、会社でも家庭でもLEDを使用している所が多くなっています。様々なメリットがあるとされるLEDですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、LEDに関する8つのメリットについてご紹介したいと思います。
電気の寿命が長い
電気には平均寿命があるのですが、LED照明は他の電気に比べて最も寿命が長い電気となっています。
白熱電球 | 約1,000~2,000時間 |
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蛍光灯 | 約6,000~12,000時間 |
LED | 約40,000時間 |
以上からも、LED照明は大変電気の寿命が長い電気だと言う事がお分かり頂けると思います。LED照明は、通常の電気にあるような”球切れ”にはならないのですが、長期使用する事によって光を出している部分のLED素子、蛍光体、樹脂等が劣化するので、徐々に放たれる光の明るさが低下していきます。
省エネルギー
元々電球タイプの消費電力量は70W、LEDは12Wとなっています。LEDの消費電力量は、一般的に白熱電球の4分の1~5分の1となっており、グロースターターと言う管を用いて光を点灯させるグロースターター式や、ラピッドスタート式蛍光灯と比べてみても40%~50%消費エネルギーを削減出来ています。この事から環境問題となっているCO2削減に関しての貢献度も高く、地球温暖化防止に繋がるとして注目されています。
紫外線を通しにくい
ホワイトやカラーLEDの光には、ほとんど紫外線が含まれないません。なので、絵画などの美術品や工芸品の照明として使用しても、作品の色が変わってしまったり色褪せる事があまり無いので、長期保存が必要な展示場向きの電気でもあります。他にも、害虫が集まりにくい特徴もあります。よく虫が光に寄ってくる光景を目にする事があるかと思いますが、それは光に紫外線が含まれており、紫外線に虫が寄ってきています。ほとんど紫外線を含まないLED照明であれば、虫が集まったり虫の死骸で器具が汚れてしまう事も防止出来ます。
発光効率が高い
発光効率とは、ある光源が一定のエネルギーでどれだけ明るく発光するかを表す指標です。光源に対して与える電力に対し、光源から発する光の量で表示されます。
昔は、高効率の物でも100lm/W程で蛍光灯と同じ位でしたが、近頃は150lm/Wを超える物も増加し、蛍光灯の発光効率を上回る効率を実現しています。更に、LEDの技術が進み表示用から照明用として活用出来るまで高輝度が上がり、視認性にも大変優れた光源までに成長しました。
点灯の応用力が高い
LED照明は光に対する応対速度が速いので、蛍光灯のように周辺機器の力を借りて電気回路を持たなくても瞬時に電気を通す事が出来るので、素早く点灯指せる事が可能です。また、消灯をこまめに行う事を意識して心掛ければ、省エネ対策にも繋がります。
耐震性が高い
白熱電球や蛍光灯は、本来発光原理の必要性によりガラス管が用いられている為、振動や衝撃に弱いという欠点があります。しかし、LEDはガラス管を使用しなくても、プラスチック等の軽くて割れにくい材料を用いる事が可能であるので、衝撃や振動に強い製品を作る事が出来ます。
小型で軽量
LED照明は、白熱電球や蛍光灯より重いものが多いです。その理由は、電気の基盤や器具の重さが挙げられます。しかし、LED自体の発光部は小さく作る事が出来るので、電気のデザイン性の自由度が高く、工夫次第で白熱電球や蛍光灯よりも小型で軽量な電気を作る事が期待出来ます。現在、既存の照明と同等の重さのLED照明が既に登場しています。
低温環境に強い
LEDは熱には決して強くは無いのですが、一方で大変寒さに強い特徴を持っています。氷点下20℃でも発光効率が低下する事が無いので、蛍光灯の場合氷点下の環境では点灯しなくなるケースもありますが、LED照明は寒冷地に強い力を発揮してくれます。
LEDのデメリットとは?
LEDは沢山のメリットがある一方で、デメリットも存在します。とても機能性に優れているLEDですが、一体LEDのデメリットとはどんな所にあるのでしょうか。
重量が重い
白熱電球、蛍光灯などの照明器具と比較して、LED電球やLED照明器具は重量が重い事が指摘されています。重量が重くなる要因は、LED電球には光を発光させる部分以外に電子回路等が別で必要なので、シンプルな作りの白熱電球や蛍光灯と比べるとどうしても重量が重たくなってしまうのです。
光束が狭い
LED以外の他の電球の光は、全光性と言って全ての方向に光が等しく当たるようになっているのですが、LED電球の光には光が当たる方向があります。なので、部分的に光が当たらず暗く感じる事もあります。LEDの性質として、光源が拡散しないと言う性質を持っています。しかし近頃は、LED内部に反射板を内蔵したりし光に対して工夫された電球も出てきています。
価格が高い
LED電球は他の電球に比べて価格が高い事が挙げられます。電球型の蛍光ランプと比べても価格は4倍程度高くなり、LED電球は長い目で見ればコストパフォーマンスに優れていますが、初期に掛かる費用が高くなります。
電気は毎日使用するものになるので、少しの耐久性や消費電力でもトータルで見ると大きな差に繋がっていきます。初期費用こそお金が少し掛かってしまいますが、適切な活用方法次第でLEDのメリットを暮らしに上手く取り入れる事は可能と言えます。
LEDの寿命について
LED電球は約40,000時間の寿命が他の電球には無い最大の特徴になっています。しかし、LED電球を導入したのは良いけれど、導入間もなく電気が切れてしまう等のトラブルに遭遇してしまった人もいるのではないでしょうか。実際にそのような現象が起こる事は少ないですが、その要因を理解し上手にLEDを活用していきましょう。
LEDの寿命はあくまでも目安
電気には「定格寿命」と言って、電気本体の寿命が規定されています。LEDに関しては、4万時間持つと定義されており、それが他の電気には無い最大の魅力です。しかし、この定義は絶対的なものでは無い為、実際にLEDを使用していても予想値でしか過ぎないので、規定通りの時間持つとは限らないと言う事です。
熱を逃がしにくい器具を使用
どんな電球でも消費電力の全てが光になってはいません。白熱電球の場合、およそ10%が光、残りの90%は熱なのです。なので、点灯時の白熱電球はよく触れないくらい熱くなっており、消費電力が大きい割に光量の少ない事が分かると思います。
一方、LED電球はおよそ30%が光、残りの70%が熱になっています。白熱電球に比べると発光効率は高く良いのです。しかし、実はLED電球は熱に弱い光源である為、それがLED電球の寿命に大きな影響を与えています。LED照明の明るさをもっと上げる為には多くの電流を必要とします。それが多くの熱を発生させ、寿命を短くしていると言う悪循環のがあります。
湿気が多い環境
実は、LEDは湿気にも弱い特性を持っています。例えば、食卓の電気の場合、料理の湯気にさらされる事で、他の場所に設置されているLED照明よりも寿命が短くなる事があります。
このように、電気の平均寿命はあくまでも目安なので、環境によって寿命は短くなったり以外に長持ちしてくれたりします。大体1年以内に初期トラブルと言うのは起こりやすいものですが、問題無く経過していけば、使用する環境が変わらない限りトラブルが発生する事はあまり無いでしょう。
LEDにしか出来ない光の調色機能
従来の電球と言うのは、電球を購入する際に光の色を選択して購入するので、電気が切れる交換のタイミング迄色を変更出来ないのが一般的です。しかし、今の時代は「ただ電気がつけば良い」だけで無く、光の明るさ・光の色合いを選べる時代になっています。LED照明は世の中で沢山使用されていますが、最近のLED照明の基本は「LEDシーリングライト」です。
LEDシーリングライトとは?
蛍光灯と発光効率には大差はありませんが、周辺光の状況に応じて明るさの程度を調節してくれる環境光センサーと組み合わせて、光を自動的に調節する機能がついている事で省電力をアピールした製品が多く販売されています。このような調色機能は蛍光灯には無いメリットで長寿命でもあります。
※LEDのシーリングライトは蛍光灯と違い、電球だけ交換することができません。交換する場合は、本体ごとの交換となります。購入する際には長期保証の確認をしましょう。
調色機能が備わっている
調色機能を持つLEDは主に「LEDシーリングライト」と呼ばれるタイプになります。シーリングライトとは、天井直付け型の照明器具の事を言います。このタイプは、元から調色機能が照明に内蔵されており、また、機能性も優れておりリモコン操作で色を細かく調整する事が出来ます。
近頃は、調色タイプLED電球も販売されており、電球本体に調光機能が内蔵されている物も出てきています。このタイプは、LED電球を設置し既存のスイッチを押すだけで調色する事が可能となっています。
光の調色機能の良さとは?
調色とは、調色とは「光の色合い」を事を言います。調色機能が備わっているLEDシーリングライトは、青みがかった寒色系の色合い~赤みがかった暖色系の色合い迄、幅広く光の調節が可能です。
LED照明で調色機能が可能な色とは?
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- 電球色
- 暖色系の色でオレンジっぽい色が特徴です。リラックス効果や温かみを光で演出する事が出来、リビングや寝室におススメです。
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- 昼白色
- 蛍光灯の光に似た白に近いクリアな色が特徴です。自然の光に近く、日中に使用しても空間に馴染む光です。
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- 昼光色
- 青みがかった寒色系の白色が特徴です。部屋全体をスッキリ明るく照らし、集中力を高める効果があるので勉強部屋等におススメです。
ただの光の明るさだけで無く、光の色合いを調節する事でシーン別に光を使い分ける事が可能になります。本来、リラックスしたい、作業を集中して行いたい等、その時々の場面で最適な光の色・明るさは異なります。
場面ごとに光を調節したりや光の色を変える事が出来れば、その時々の最適な光環境を確保する事が可能になります。このように、光の色を調色するだけでもガラリと部屋のイメージを変える事も出来るので、デザインとしての空間演出も可能です。これは、LEDシーリングライトならではの強みと言えるでしょう。